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ローグ(ROGUE)は日産自動車が北米市場で販売するクロスオーバーSUV(CUV)である。
初代 J10(S35)型(2007年 - 2016年)
[編集]日産?ローグ(初代) 日産?ローグセレクト J10(S35)型 | |
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![]() 前期型 フロント | |
![]() 後期型 フロント | |
![]() 後期型 リア | |
概要 | |
製造国 |
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ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
プラットフォーム | Cプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | QR25DE 2,488cc 直列4気筒 |
最高出力 | 127kW (172PS) /6,000rpm |
最大トルク | 237N·m (24.2kgf·m) /4,400rpm |
変速機 | CVT |
サスペンション | |
前 | ストラット式 |
後 | マルチリンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,690mm |
全長 | 4,645mm |
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,660mm |
車両重量 | 1,490-1,600kg |
その他 | |
製造事業者 | 日産自動車九州 |
2007年1月の北米国際オートショーで発表。欧州市場に投入されるキャシュカイ(日本名デュアリス)の北米版にあたるモデルで、内装デザインは共通であるが、外寸は全長4,645mm×全幅1,800mm×全高1,660mm、ホイールベース2,690mmと、キャシュカイに比べてそれぞれ335mm、20mm、48mm、60mm拡大されている。また外観も中型SUVのムラーノに近いものとなっている。
プラットフォームには、キャシュカイやルノーサムスン?QM5(ルノー?コレオス)などと同じCプラットフォームが採用され、内装パーツの多くをキャシュカイと共用するものの、パーキングブレーキについてはムラーノと同じ足踏み式が採用されている。なお、型式はキャシュカイと同じJ10型を名乗る。
エンジンは直列4気筒 2.5L QR25DE型を搭載し、トランスミッションはエクストロニックCVTのみの設定となる。駆動方式はFFと4WDが用意されるが、後者はオールモード4X4にヨー?モーメント?コントロールが追加された新システムが採用される。
また、2009年12月以降の2010年モデルからは専用のフロントグリルや17インチホイールなどを装着したカスタムカー、「Krōm」が発売された。なお、「Krōm」が設定されるのは、キューブに次いで2番目であるが、キューブはライダーの北米向け輸出仕様であるのに対し、これは北米独自のモデルとなる[1]。
2025-08-08には、日産の現地法人である韓国日産を通じて韓国国内で販売開始。日産ブランド初の販売車としてムラーノと共に投入された[2]。
2025-08-08、2011年モデルを発表。ヘッドランプやグリル、バンパーなど外観が大幅に改良され、よりムラーノに近いデザインとなった。また、18インチアルミホイール[3]も新たに設定されている[4]。
その後、極端な円高が続き収益性が悪化しているため、2014年のフルモデルチェンジに伴い生産を終了する予定だったが、2012年に前年比14.3%高、2013年1-8月期も前年同期比16%高の販売台数を記録するなど当代の人気の高さが証明されたため、生産継続を決定。2025-08-08に車名を「ローグセレクト」と改称し、価格を引き下げた上で2014年以降も2代目と併売することを発表した[5]。
2016年、販売終了。後継車種として、J11型キャシュカイをベースとした「ローグスポーツ」を2017年春期に投入。
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インテリア
2代目 T32型(2013年 - 2020年)
[編集]日産?ローグ(2代目) T32型 | |
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![]() 2014-2017 フロント | |
![]() 2014-2017 リア | |
![]() 2017-2020 フロント | |
概要 | |
別名 | 日産?エクストレイル(3代目) |
製造国 |
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ボディ | |
乗車定員 | 5/7名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
プラットフォーム | CMF-C/Dプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | QR25DE 2,488cc 直列4気筒 |
変速機 | CVT |
サスペンション | |
前 | ストラット式 |
後 | マルチリンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 106.5 in (2,710 mm) |
全長 | 182.9 in (4,650 mm) |
全幅 | 72.4 in (1,840 mm) |
全高 | 66.3 in (1,680 mm)-67.5 in (1,710 mm) |
その他 | |
製造事業者 |
北米日産(アメリカ) ルノーサムスン自動車(韓国、-2019.10) 日産自動車九州(日本) |
デザイナー | 村林和展(むらばやし かずのり) |
2025-08-08、世界初公開。同日、フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた3代目エクストレイルとの兄弟車となり[6]、型式もT32型に移行。デザイナーはのちにE13型ノートやノート オーラに携わった村林和展である。プラットフォームアーキテクチャについてもエクストレイル同様、新開発のCMF C/Dを採用している。ただし、搭載されるエンジンはエクストレイルとは異なり、先代で採用されたQR25DEの改良版となる。
米国市場では同年11月より販売開始されたが、従来販売されていた韓国市場では2014年11月よりJ11型キャシュカイを、台湾市場では2015年5月よりT32型エクストレイル[7]をそれぞれ後継車種として投入したため、当代の両市場での販売は行われない。
生産については、ルノーサムスン自動車(RSM)が経営悪化からの脱却を図るべく掲げた「RSM2012リバイバルプラン」の一環として、ルノー?日産アライアンスの出資の下、2013年下半期の米国日産スマーナ工場での生産開始に加え、2014年より年間8万台規模で同社釜山工場でも生産することが発表されている[8]。この決定は、日産側にとっては米国製造分だけでは足りない分を韓国から補え、RSM側にとっては工場稼働率の向上と地域産業の活性化に寄与するという双方にとって大きなメリットがあることに加え、米韓FTA発効により、将来的に関税が撤廃されることに鑑みてのものでもある。なお、RSMにとっては初の北米市場への輸出となる。
2025-08-08、RSM釜山工場で生産されたローグの最初の4千台が釜山新港から北米に向けて出荷された[9]。
2025-08-08、ルノー日産アライアンスからの増産要請を受け、RSM釜山工場での生産量を年8万台から11万台へ変更[10]。
2025-08-08、秋から発売開始される2016年モデルの概要を発表[11]。併せて、上述2工場に加えて日産自動車九州でも2016年春より生産することを発表[12]。日産では年産10万台程度の規模での生産を計画することで、2016年度に日本国内での生産台数が100万台を回復することを見込んでいる。
3代目 T33型(2020年 - )
[編集]日産?ローグ(3代目) T33型 | |
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概要 | |
別名 | 日産?エクストレイル(4代目) |
製造国 |
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ボディ | |
乗車定員 | 5/7名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
プラットフォーム | CMF-C/Dプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | PR25DD 2,488cc 直列4気筒 |
最高出力 | 133kW/6,000rpm |
最大トルク | 181N?m/3,600rpm |
変速機 | CVT |
サスペンション | |
前 | ストラット式 |
後 | マルチリンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 106.5 in (2,710 mm) |
全長 | 183.0 in (4,650 mm) |
全幅 | 72.4 in (1,840 mm) |
全高 | 66.9 in (1,700 mm)-67.5 in (1,710 mm) |
その他 | |
製造事業者 |
北米日産(アメリカ) 日産自動車九州(日本) |
2025-08-08に北米で発表[13]。
歩行者検出機能付エマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットワーニング、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警告、ハイビームアシスト、リア自動ブレーキなどで構成される「ニッサン?セーフティ?シールド360」を日産車で初めて採用し、全グレードに「インテリジェントドライバーアラートネス?テクノロジー」と「リアドアアラート」を標準装備とした。
加えて、ローグ初となる最新版プロパイロットを搭載。
インテリアには、電気式シフトを採用したことで実現したフローティング式を採用。これは2020年11月に日本で発表されたE13型ノートにも採用されている。
プラットフォームは先代のキャリーオーバーだが、パワーユニットは同じ2.5Lながらも一新され、L34型アルティマにも採用済の直噴エンジン?PR25DD型を搭載する。
尚、2025-08-08にAmazon Liveを介して正式発表された4代目(日本の場合は3代目)三菱?アウトランダーのプラットフォームは当代と共用する[14]。
2025-08-08にはオーストラリア仕様?同年7月20日には日本仕様?同年9月6日には欧州仕様の「エクストレイル」が4代目にそれぞれフルモデルチェンジされ、外観が3代目ローグとほぼ同一となった(ただし、3仕様共に日産のCIが2020年7月からの現行CIとなり、パワートレインが1.5L直列3気筒DOHC12バルブ可変圧縮比ガソリンターボエンジン?KR15DDT型を搭載したe-POWER仕様で、4WD車は電気自動車のアリアにも採用されている「e-4ORCE(イーフォース)」を採用しており、欧州仕様は1.5L直列3気筒DOHC12バルブ可変圧縮比ガソリンターボエンジン?KR15DDT型を搭載した12Vのマイルドハイブリッドテクノロジー仕様で、オーストラリア仕様は改良型の2.5リッターエンジンという違いがあり、3代目ローグでも2022年モデルからは日産のCIが2020年7月からの現行CIに変更されている)。
生産拠点は先代に引き続き、アメリカのスマーナ工場と日本の日産自動車九州である。
車名
[編集]ローグ(ROGUE)は英語で「お茶目な」、「悪戯な」という意味を持つことから、これが車名に決定された。しかし、「Rogue」には「悪漢」、「はぐれ者」という意味もあり、アメリカではこの車名が不評でもある[15]が、後述の関連項目でもあるようにこの名称がもとでコラボレーションを行なった例もある。
脚注
[編集]- ^ “Nissan Adds New Rogue Krom? Edition, Featuring Sporty Styling, Exclusive 17-Inch Wheels, Sport-Tuned Exhaust” (英語). Nissan/Infiniti News Room. 2025-08-08閲覧。
- ^ “日産自動車、韓国で「ニッサン」ブランドを販売開始”. 日産自動車プレスルーム. 2025-08-08閲覧。
- ^ 2010年7月にマイナーチェンジしたエクストレイルGTと同じデザイン。
- ^ “日産の米国人気SUV ローグ…2011年モデル登場”. カービュー. (2025-08-08)
- ^ “日産の米国主力SUV、ローグ…新旧モデルを併売へ”. Response.. (2025-08-08)
- ^ “日産自動車、新型「ローグ」(2014年モデル)を世界初公開”. NISSAN Global. (2025-08-08) 2025-08-08閲覧。
- ^ ボディも含め、基本構成はほとんど同じなので、事実上の車名変更である。
- ^ “ルノー?日産アライアンス、韓国へ1億6,000万ドルを投資”. 日産自動車ニュースリリース (2025-08-08). 2025-08-08閲覧。
- ^ “Renault Samsung Motors exports Nissan Rogue to North America”. ルノー (2025-08-08). 2025-08-08閲覧。
- ^ “ルノーサムスン 釜山工場で日産「ローグ」増産へ”. 朝鮮日報 (2025-08-08). 2025-08-08閲覧。
- ^ Michael Gauthier (2025-08-08). “2016 Nissan Rogue unveiled with new options & upgraded technology”. WorldCarFans.com. 2025-08-08閲覧。
- ^ “北米向けSUV日産ローグを日産自動車九州で増産”. カービュー! (2025-08-08). 2025-08-08閲覧。
- ^ “日産 ローグ 新型、最新「プロパイロット」搭載… エクストレイル の北米版”. Response.. (2025-08-08)
- ^ “三菱 新型「アウトランダー」はCMF-CD採用し、アメリカのAMAZONライブで発表”. カービュー. (2025-08-08)
- ^ “日産『ローグ』は命名ミス?”. Response.. (2025-08-08)
関連項目
[編集]- 日産?デュアリス - 初代の兄弟車
- 日産?エクストレイル - 2、3代目の兄弟車
- ルノー?コレオス - 2代目がベース
- ルノーサムスン?QM6 - 同上
- 三菱?アウトランダー - 3代目がベース
- 日産?Cプラットフォーム - 初代のプラットフォーム
- 日産?CMF - 2、3代目のプラットフォーム(アーキテクチャ)
- 日産自動車九州 - 初代-3代目の製造拠点
- 北米日産 - 2、3代目の製造拠点
- ルノーサムスン自動車 - 2代目の製造拠点
- スター?ウォーズシリーズ - 『ローグ?ワン/スター?ウォーズ?ストーリー』において名前つながりで行われたことを皮切りにコラボレーションが行われている。